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平成21年 7月1日 編集人
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題字・画:藪野 健
- お し ら せ -

・09.11.18
 東京の子規 歩く人・子規
11月15 日、井上明久さんの本誌連載『東京の子規』が本になりました。書名は『東京の子規 歩く人・子規』です。  連載に加筆訂正をほどこし、新に漱石と二人で歩いた京都について、また、芭蕉の跡をたどった「はてしらずの記」の旅についてなどの章を書き下ろして上梓されたものです。
 井上さんは子規の「その人の足あと踏めば風薫る」の句を巻頭に掲げ、「僕は子規を“解釈”なんかしたくなかった。ただ、子規を“感じ”たかった。その人の足あとを踏んでいった時に薫ってくる風を、この身いっぱい受けたかった。……歩く人としての子規。僕はもっぱらこの点に深い関心と熱い共感を抱きつつ、本稿を書き進めた。……晩年の子規が持った文学的、人間的な深さや凄みには欠けているだろうが、その代わりこの時期の子規には何にも増して軽やかで勁い脚があった。青々しくて、未熟で、青春の真只中にいた子規。僕はそんな子規に一番強く心惹かれている」とあとがきに書いています。子規が井上さんの平たく、深く、生彩のある筆致で、ぐっと近い存在に思えてくる本です。表紙の装画は藪野健先生の草鞋の紐を結ぶ子規の絵です。
ぜひご購読をお願いします。
版元は松山の創風社出版。定価:本体1600円+税。
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漱石を読みながら 第10回 

可哀そうな二人
 
 漱石を読む、と言っても、真っ向から漱石に立ち向かうほどの技量は僕には毛頭ない。ただ、漱石のまわりを少し遠巻きにしながら、ウロウロと歩き廻ってみたいと思うばかりだ。従って、いたって気楽な、ひどくのんびりした読みものになるだろう。いや、そうなってほしい。
 誰でも漱石に近づくと、とかく肩肘張った、かしこまった文章になりがちだ。何と言ったって相手が豪いので、豪すぎるので、ついついこっちも身構えてしまうことになる。なるべくそうはならないようにしたい。が、気がつけばそうなっているかもしれない。その節は平にご容赦を。
 流れの真ん中に漱石を据えながら、その連想から他の作家や別の出来事に自由に筆を延ばし、また適当に漱石に還ってくる。そんな構成で進めていきたい。だから、タイトルは「漱石を読む」ではなくて、「漱石を読みながら」とする。(井上明久)

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ごちそうノート  第 118 回 

四万十町の蕎麦
 
四万十川の土佐十和の道の駅まで車で行き、土佐大正を経て、四万十町の窪川まで自転車で走ることがある。朝早く出る時は、江川崎に車を置き、中村まで四万十川のなるべく右岸を下り、中村から土佐佐賀を経て方峠を登って窪川へ出ることもある。

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ごちそうノート  第 117 回 

久礼と土佐佐賀のカツオのたたき
 
たまに、自転車で、窪川(四万十町)に出かけた帰りに、須崎方向なら七子峠、中村(四万十市)方向なら片坂をそれぞれの方向に下って、久礼と土佐佐賀の町によることがある。目当てはカツオのタタキである。

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小さな自転車の旅
 第08回 

足摺岬へ
南予~足摺岬~宇和島  
 丹羽隆志さんのサイクリングガイドに、宇和島から、四万十川を走り、南予の入江を巡り、足摺岬を一周して宇和島に帰るコースが紹介されている。私は、中村から足摺岬を巡り宿毛に出るコースを走ったことがなかったので、快晴が続いた連休中に出かけてみた。

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読みたい本 2010年04月 

「今井兼次建築創作論」「村野藤吾建築案内」

 今井 兼次 著
 村野藤吾研究会 著

先日、広島に出かけた。昼前に、松山観光港からスーパージェットという高速艇に乗って瀬戸内海の島々を眺めながら1時間ほどで広島港に到着。広島港で輪行袋に入れて持ってきた自転車を組み立てて、市内に向った。30分ほど、市内電車の通る道を走って、宿泊先の幟町にあるJALCity広島へ。夕方、東京から到着する友人と会うまでに時間があったので、荷物を預けて自転車で市中の散策に出た。

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靴風日和 第06回 

やっぱり、田端
 
 荷風に都市散策の聖典とも言ふべき『日和下駄』と題する一代の名著あり。その真似の真似の真似にも遠く及ばねど、なほなにがしかの真似事をしたき思ひ抑へ難く、下駄の代りに靴をはき、フラリと町の風に吹かれ歩く。よつて、戯れに「靴風日和」と名付けたり。

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伊予細見
 第142回 

近藤篤山の家 その1 聖人いたるべし
西条市 小松

 JR小松駅前の交叉点を山の方に入り、旧道にあると聞いたよしの餅を売る和菓子屋をさがすうちに、県の史跡になっている近藤篤山旧邸に行きあたった。近藤篤山は伊予聖人とよばれた江戸の後期から末期にかけての儒者である。たまたま、その日は公開日であったので、見せていただくことにした。

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