過去の連載記事
同じ年の連載記事
2007年02月号 掲載
第 96 回 変らない味
 
肱楽園 大洲市市役所側
月曜休み/10893-23-4959

- チャーハン -

- 肱楽園 -
  ※コース料理は要予約。
  1人3,000円以上、6人から
 横浜の中華街で長年修業した、ご主人の徳田康吉さんが、約25年前、大洲に帰郷して始めた店である。2カ月前くらいのこと、しばらくぶりに再訪した。最初に来たのが、第15回の1998年4月なので、もう8年くらい経っていた。休みだったり、隣の薬屋さんのシャッターが降りているのを見誤ったり、車を止めるのが面倒だったりして、つい、通りすぎていた。

 久しぶりに食べたチャーハンが無類においしかった。玉子の黄色と散らされた白いネギの色合い、強い火力でさっと炒めたごはんにからんだスープの味のよさ。餃子も食べてみたがこちらもいい。うれしいことに味は全く変っていなかった。奥さんの美穂さんの実家は横浜中華街の中華料理店『紅花』である。美穂さんに「中華は、家族でやっている店の方が美味しいよ。味が変わらないしね」と聞いたことも思い出した。現金なもので、1度再訪して以後は、何度か出かけている。続けて食べたネギソバも酢豚も無論おいしかった。

- 左から順に、酢豚 餃子 ネギソバ -
Copyright (C) T.N. All Rights Reserved.
1997-2012